「歳をとってイイことなんてひとつもない」は本当なのか?

今年に入ってから急激に、自分の中の様々な面に変化を感じるようになりました。
身体的な衰えはもちろん、気持ちの面でも今まで感じたことのない感覚が現れてきました。
漠然とした不安や、なんとな~くの寂しさなんかを感じたり…。
今までにはない経験です。何でしょうか…加齢によるもの?🥲
父との会話
『歳をとってイイことなんてひとつもない』は、父の口癖でした。
父とは気が合い、しょっちゅう会っては食事をしたり、毎年二人で旅行に行ったり🧳
思い出話、家族の話、仕事の話…etc.会うと何時間でも話が途絶えない、ワタシにとって一番の飲み友達でした🍻
父はよく『若いっていいよな~』『ホント、歳はとりたくないねぇ~』なんて、笑いながら話していたものです。
いつものたわいのない話。
そんな風に受け流していたワタシですが、今となってはその言葉がリアルに思えてきます🤔
老いることが怖くなった出来事
父は晩年、アルツハイマー型認知症を患いました。
「ちょっと忘れっぽくなったかな」と感じるやいなや、急速に症状が進行し、ワタシのことも認知できなくなりました。
たちまち日常生活を送ることもままならなくなり、施設にお世話になることに。
紆余曲折の末やっと施設に入居できたのもつかの間、
体調を崩して検査入院が必要になり、入院先でコロナに感染してしまったのがキッカケで亡くなってしまいました。
父が亡くなる半年前には母が突然倒れてしまい、亡くなっていました。
半世紀も苦楽を共にした夫婦なのに…。
妻の死も知らぬまま、娘のことも認知できないまま、生を終えるなんて。
『歳をとってイイことなんてひとつもない』は、本当なのかな??😔
先日、二回りほど年上の先輩に会う機会があったので
『歳をとって良かったなぁ~って思うこと、ひとつでもいいんで挙げてください!』と懇願してみたワタシ。
先輩は、考えあぐねてはいたものの、結局最後まで、ひとつも挙げないまま帰路についてしまいました😓
人は人、自分は自分。
こうなったら、自分の人生をもって自分なりの答えを出すしかない!
父が遺した言葉に押し潰されず、『歳をとるのも悪くないよ』と言えるようになりたい。
そういえば、『人は人、自分は自分』というのも、両親から幼い頃に言われていた言葉。
今こそこの言葉を活かさねば!
人生はひとそれぞれ。
老いていくワタシの人生、どうなるか、どうしていくか、本格的な挑戦が始まったような気がしています✊
最後まで読んでくださりありがとうございました。
ブログに書くことを通じて、目を背けがちだったことに向き合えた気がします。